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ネットの影響力を理解しないと大変なことに
「あの銀行潰れちゃうらしいよ…」

何気なく書いたメールが、チェーンメール化して、書いた本人の意思とは全く関係なく、もの凄い速度で転送されて、あっという間に取り付け騒ぎになったことがありました。
数年前、九州での出来事だったと思います。

携帯電話が普及し、若年層では物心ついた時から身近なものであり、中高年層でも携帯メールで連絡を取り合うことが一般的になってきた頃の話です。
電話は基本的に1対1でのコミュニケーションで留まりますが、メールの場合は1対多でのコミュニケーションが可能になります。
それによって情報伝達速度は急速に高まりました。

これに加えて、今ではツイッターというメディアが出現し、国内専用みたいなSNSだったmixiに加えてFacebookなる世界中を対象にしたSNSも普及してきました。
特にツイッターの場合は、携帯メールのようにアドレスを知っていなくても、単に自分で何かを書き込むだけでその情報が勝手にどんどんと広がっていくという性質を持っています。
今回の震災や冬の豪雪による交通障害が発生した時など、ツイッターで発信された情報がどのメディアよりも速くて、実情を把握するのに役立ったと言われています。

でも、このネットの持つ影響力(情報の伝達速度、伝達範囲、不確実性)をしっかり理解していないと様々な問題にさらされることになります。

震災後、私の所にも沢山のデマツイートが入ってきました。
そのツイートを元にして、デマを信じたチェーンメールも何度か来ました。
悪意があってデマを流しているケースもあるようですが、必ずしも全てがそうだというわけではないようです。
ホンの軽い気持ちで、それこそ独り言を「呟いた」だけ、だったはずなのに、その呟きの内容が驚くほどのスピードで拡散して、前後の流れやその場の状況などの周辺情報を全てそぎ落とされた状態での呟きを客観的に見た人の中から、

これって、ちょっと問題なんじゃないか?

という意思が湧いてくると、ツイートの内容を問題視する書き込みやツイートが何倍ものスピードと量で発生することになります。
特に大学生(と今20代半ばぐらいの人)の場合はmixiのアカウントを持っているケースが多く、個人情報もそれなりに開示されているために、ツイートした本人があっけなく特定されてしまうということになっています。
最近だとmixiの代わりにフェイスブックを使って個人を特定することが可能になるでしょう。これは若年ユーザーに限りませんので、軽い気持ちで書き込んだことがネット上で勝手に問題となり、炎上して、フェイスブックを通して個人が特定されてしまうということになります。

ネットに何かを書き込む時は、それが簡単に広まり、簡単に情報が歪められ、簡単に個人も特定されてしまう、ということを念頭に置く必要があるのです。
でも、生まれた時からパソコンや携帯電話が目の前にあり、親兄弟が普通に使っている環境で育つと、使うことに抵抗がなくなる代わりに、それがもたらす様々な影響について何も理解しないまま使っているということが生じます。

今回、なでしこジャパンの選手が友人達とのお酒の席で発言したことが同席した人のツイートで公開され、問題になっています。
発言する方も自分の立場を考えねばならないわけですが、一般的にそんなことを四六時中考えなければならない立場の人はそんなに多くはないはずです。
件の選手もW杯で優勝しなければここまで注目されることはなかったはずです。(決勝戦は見ていても、1次リーグの試合まで全て見ていた人はそんなにいなかったでしょう)
一夜にして世間から注目される立場になってしまったわけで、そうなったら発言も言葉を選び、場所やそこに居合わせる人達のことも考えなければならないわけです。
新聞記者などのように「書いていい情報」と「書くのはマズイ情報」をきちんと選別して発信するという訓練を受けている人でなくても、簡単に情報を発信できる世の中になっているのですから、相手を見て喋らねばならないのでしょう。

それと同時に、自分の目の前に有名人がいて、普段、メディアからは出てこないような情報を喋っているというような状況に遭遇した時には、簡単にそれをツイッターなどで発信しないということも全てのユーザーが認識しなければならないと思います。
発信した以上、そこから生じることに対して責任を負わなければなりません。
言葉足らずの状態で垂れ流した情報がどこかで大きな問題になるかもしれないという認識を持つべきなのです。
大抵は事が大きくなって、その影響の大きさに驚き、メディアにさらされたりして、自分のしでかしたことの重大さに気付くわけですが、もうそろそろそんな幼稚なレベルからは脱却しなければなりません。

例えがよいのかどうか分かりませんが、テレビのリモコンで音量を最大にしていたら、必ず苦情が来ると言うことぐらい、今の人なら誰でも分かるはずですが、ネットの世界のことも既にこれに近い状況になってきていると思うのです。ちょっとした配慮をせずに何かを書き込むとそれはそのうち苦情になって返ってきます。これはネットを利用する人間なら全員が常識にしておかねばならないことなのです。
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